急な訃報で参列が決まったのに、
家にある数珠が家族と共有の一つしかない——
借りていいの、それとも自分の分を
買うべきなの?と迷ったことはありませんか。
数珠は本来一人一つ持つものとされ、
貸し借りについて気になる人が多いテーマです。
この記事では、
誰の数珠を持てばいいか、貸し借りはしてよいか、
忘れたときの対処法、宗派による違い、
香典と一緒に持参してよいかまで、
お葬式での数珠の実務マナーにしぼって解説します。
数珠そのものの意味や由来は
合掌時の持ち方の詳細は
それぞれ詳しく解説しています。
数珠はお葬式で誰のものを持てばいいか
まずは、お葬式に持っていく数珠が
誰のものであるべきかを確認しましょう。
自分の数珠を用意するのが基本
数珠は持ち主自身の分身のような
意味を持つとされる仏具です。
そのため、お葬式には自分の数珠を
用意して持参するのが基本とされています。
家族の数珠を借りてもよいか
急な訃報で自分の数珠が見当たらないとき、
家族の数珠を借りたくなる場面もあるでしょう。
ただし数珠は本来一人一つとされているため、
借りる前に検討したい理由を次の章で
詳しく説明します。
故人の数珠を形見として使ってもよいか
故人が使っていた数珠を
形見として受け継ぎ、自分の数珠として使うことは
問題ないとされています。
この場合は「借りる」のではなく、
自分の持ち物として使うという考え方になります。
ただし主玉の大きさは男性用10〜12ミリ、
女性用6〜8ミリが目安とされているため、
受け継いだ数珠のサイズが自分に合っているかも
あわせて確認しておくと安心です。
・数珠は自分の分身とされ、自分の数珠を用意するのが基本
・急に必要になった場合は、借りるより購入や形見の活用を検討する
・故人の数珠を形見として使うのは、借りるのとは別の考え方
数珠の貸し借りはしてもよいか
数珠の貸し借りについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
貸し借りが避けられている理由
数珠は持ち主の分身であり、魂を象徴するとも
語られる仏具です。
そのため、他人に貸したり借りたりするものではないと
考えられています。
葬儀会場で借りられる場合の実情
葬儀会場によっては、
数珠を貸し出しているケースもあるようです。
ただし、どの会場でも用意されているとは限らないため、
当日の貸し出しをあてにしすぎないほうが安心です。
借りるくらいなら持たない、という考え方
数珠を忘れた場合、誰かに借りるくらいなら、
数珠を持たずに参列するという考え方も
広く語られています。
数珠の有無よりも、手を合わせて故人を悼む気持ちの
ほうが大切にされています。
・自分の数珠を新しく購入する
・故人の数珠を形見として受け継いで使う
・数珠を持たずに、手を合わせることに集中する
・その場にいる家族や友人から数珠を借りる
・貸し借りを前提にして、自分の数珠を用意しない
数珠を忘れたときの対処法
数珠を忘れたことに気づいたときの、
具体的な対処法を確認しましょう。
コンビニ・100均で購入できるか
数珠はコンビニやショッピングセンター、
100円ショップで見つかることもあるとされています。
取り扱いは店舗によって差があるため、
確実にあるとは限らない点は覚えておきましょう。
葬儀場や斎場での購入可否
葬儀場や斎場によっては、売店で数珠を
販売している場合もあるようです。
売店が見当たらないときは、受付や係の人に
数珠を忘れてしまったと伝えれば、
販売の有無や貸し出しの案内を
教えてもらえることが多いとされています。
数珠なしのときの焼香・合掌のやり方
数珠がなくても、焼香や合掌の手順自体は
変わりません。
いつも通り両手を合わせるだけでよく、
数珠の代わりに何かを手にかける必要もないとされています。
数珠の有無より、姿勢や気持ちのほうが
見られている部分です。
| 選択肢 | ポイント |
|---|---|
| その場で購入する | 仏具店・葬儀場・コンビニ等で見つかる場合がある |
| 持たずに参列する | マナー違反とはされにくく、気持ちを優先できる |
| 借りる | 本来は避けたい対応。上の2つを先に検討する |
宗派による数珠の違いとお葬式での実務対応
数珠は宗派によって形や作法が異なりますが、
お葬式で実際にどう扱えばよいかを中心に整理します。
自分の宗派の数珠を持参してよいか
参列先の宗派と自分の宗派が違っていても、
自分の宗派の数珠をそのまま持参して
問題ないとされています。
無理に相手の宗派に合わせる必要はありません。
房の色を参列先の宗派に合わせる必要はあるか
数珠の房の色は、浄土真宗は白、
浄土宗は紫や白、日蓮宗は白や黄色など
宗派ごとに異なるとされています。
参列先の宗派に合わせて房の色を選び直す必要はなく、
自分の数珠のままで問題ありません。
持ち方自体の宗派差は、
詳しく紹介しています。
宗派がわからない場合は略式数珠でよいか
自分の宗派がはっきりしない場合や、
複数の宗派の法要に参列する機会が多い場合は、
どの宗派でも使いやすい略式数珠を
用意しておくと安心です。
色や玉の数の意味は、
確認できます。
参列先の宗派に合わせて数珠を買い替える必要はない、
というのが実務的な考え方です。
迷ったときは略式数珠を1つ用意しておくと、
様々な場面で使いやすくなります。
香典・バッグと数珠の持参マナー
最後に、数珠を実際にどう持ち歩くかを
確認しておきましょう。
数珠袋に入れて持ち歩く
数珠は専用の数珠袋に入れて
持ち歩くのが丁寧な扱い方とされています。
数珠袋がない場合は、ハンカチに包むだけでも、
かばんの中で傷むのを防げます。
香典と一緒にバッグへ入れてもよいか
数珠と香典を同じバッグに入れて持参すること自体に
問題はないとされています。
ただし、数珠袋に入れて別々に区別しておくと、
香典を出す際に数珠が絡まりにくくなります。
焼香の直前にすぐ出せるようにしておく
会場に着いてから数珠を探すと、
焦ってしまうことがあります。
バッグの取り出しやすい位置に入れておくと、
焼香の際にもスムーズです。
数珠のお葬式マナーに関するよくある質問
数珠のお葬式マナーについて、
よく寄せられる質問にお答えします。
子どもの分の数珠も用意すべきですか?
子どもが焼香に参加する場合は、
子ども用の数珠を用意すると丁寧とされています。
とはいえ、幼い子どもが数珠を持たずに参列しても
マナー違反にはなりにくいとされているため、
無理に揃える必要はありません。
式の途中で数珠が切れてしまったらどうすればいいですか?
数珠が切れる原因は、
糸の劣化や衝撃などの物理的なものが
ほとんどとされています。
式の最中であれば、その場で無理に直そうとせず、
式後に対応を考えれば十分です。
一つの数珠を家族で共有してもいいですか?
数珠は一人一つが基本とされているため、
家族であっても共有はおすすめしにくいとされています。
参列する家族の人数分、
それぞれ用意しておくと安心です。
Q. どうしても数珠が見つからないまま出発時間になったら?
A. 無理に探し続けるより、
そのまま参列し、手を合わせることに集中する方が、
落ち着いて故人を悼めます。
数珠のマナーより大切にしたいこと
ここまで、お葬式での数珠の実務マナーを
紹介してきました。
誰の数珠を持つか、貸し借りをどう考えるか、
忘れたときにどうするか——
細かい作法は気になるものですが、
最も大切なのは、数珠の有無よりも
故人を悼む気持ちです。
数珠そのものの意味や由来が気になった場合は、
あわせて参考にしてみてください。
数珠はお葬式で誰の物を持つ?貸し借り・忘れた時の対処法まで解説:まとめ
数珠は一人一つを用意するのが基本で、
貸し借りはできるだけ避けたいとされています。
忘れてしまった場合は、購入するか、
数珠を持たずに参列するのが現実的な対処法です。
宗派が違っても、
自分の数珠をそのまま持参して問題ありません。
作法にとらわれすぎず、
心を込めて故人を悼む気持ちを大切にしてください。

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