「花園神社」と検索した方の多くは、
新宿三丁目にある神社だと知りつつも、
「一体どんな由緒がある神社なのか」
「酉の市以外にどんなご利益があるのか」
を知りたいのではないでしょうか。
花園神社は、
歌舞伎町のすぐそばという
新宿の中心地にありながら、
商売繁盛・良縁・芸能成就など
幅広いご利益で知られる神社です。
実は酉の市の見世物小屋や、
劇作家・唐十郎の紅テント芝居など、
「祈りの場」と「芸能・芝居の場」が
同居してきた歴史も持っています。
この記事では、
花園神社の由緒やご利益、
酉の市の由来から、
参拝ガイドまでを解説します。
以下で紹介する由緒やご利益は、
神社に伝わる伝承・社伝として紹介するものです。
断定するものではない前提で
読み進めてください。
花園神社とは|新宿の総鎮守が「花園」と呼ばれる由来
まずは、
花園神社がどんな神社なのか、
名前の由来から確認しておきましょう。
尾張藩下屋敷の庭園跡地に鎮座した経緯
花園神社は、
かつて現在地より南へ約250メートルの
場所に鎮座していたと伝えられています。
江戸時代の寛政年間、
その土地を旗本が拝領したことをきっかけに、
氏子が幕府へ訴え出て、
尾張藩下屋敷の庭園の一部だった
現在の場所を拝領したと伝えられています。
この庭園には花が咲き乱れていたと伝わり、
「花園稲荷」と呼ばれるようになったのが
社名の由来とされています。
祭神・倉稲魂神と日本武尊、受持神
花園神社には、
倉稲魂神(うがのみたまのかみ)、
日本武尊(やまとたけるのみこと)、
受持神(うけもちのかみ)の
3柱の神様が祀られています。
倉稲魂神は稲荷の神として、
日本武尊は後述する酉の市とゆかりの深い神として
信仰されてきたと伝えられています。
歌舞伎町のすぐそばに鎮座するという意外な立地
花園神社は、
新宿の歓楽街・歌舞伎町のすぐそばに
鎮座しています。
江戸時代に内藤新宿が開かれて以来、
新宿の総鎮守として
地域を見守ってきたとされる神社です。
繁華街の喧騒とすぐ隣り合わせにある点も、
この神社の性格をよく表していると
言えるかもしれません。
・尾張藩下屋敷の庭園跡地が社名「花園」の由来とされる
・祭神は倉稲魂神・日本武尊・受持神の3柱
・新宿の歓楽街のすぐそばにある新宿総鎮守
商売繁盛・良縁・芸能成就|境内社まで見る花園神社のご利益
花園神社は、
境内社を含めると
複数のご利益で知られています。
今の自分の状況に近いものから
見ていきましょう。
商売繁盛・厄除け開運としての基本のご利益
花園神社は、
商売繁盛や厄除け開運、
仕事運アップのご利益で
知られています。
後述する酉の市も、
商売繁盛を願う祭りとして
多くの人が訪れています。
芸能浅間神社|芸能人が参拝すると言われる理由
境内社の芸能浅間神社は、
芸能の神様を祀るとされ、
芸能人や役者が参拝に訪れると
言われています。
江戸時代から芝居や舞踊の興行と
縁が深かった花園神社の歴史を
受け継ぐ境内社と紹介されています。
社殿の裏手には、
見世物小屋が設けられる場所もあり、
芸能とのつながりを感じられる一角です。
新宿の中心という立地から、
映画やドラマのロケ地として
使われることもあるようです。
威徳稲荷神社|縁結び・夫婦円満の朱の鳥居
もう一つの境内社である威徳稲荷神社は、
縁結びや夫婦円満、
子授けのご利益で
知られています。
朱色の鳥居が連なる参道が特徴で、
写真映えするスポットとしても
知られています。
良縁を願う参拝者だけでなく、
写真を目的に訪れる人も
見られるようです。
| 今の状態 | 参拝先として語られやすい場所 |
|---|---|
| 仕事や商売の運気を上げたい人 | 本殿(商売繁盛・仕事運) |
| 恋愛・結婚を望む人 | 威徳稲荷神社(縁結び・夫婦円満) |
| 芸能・表現活動に関わる人 | 芸能浅間神社(芸能成就) |
| 厄年にあたる人 | 本殿(厄除け開運) |
今、一番かなえたいのは、
仕事なのか、恋愛なのか、
それとも表現活動なのか。
一度立ち止まって考えてみると、
どこに参拝の重心を置くか
決めやすくなります。
本殿だけでなく、
自分の願いに近い境内社にも
足を運んでみるとよいでしょう。
ご利益は参拝すれば必ず叶うという
保証ではありません。
日々の行動や努力と合わせて
考えることが大切です。
酉の市はなぜ花園神社で開かれる?由来と「聖と俗」の歴史
花園神社といえば
酉の市を思い浮かべる方も
多いはずです。
由来と、意外な文化的背景を
見ていきましょう。
酉の市の由来|日本武尊の東夷征伐と「酉の日」
酉の市は、
日本武尊が東夷征伐の際に
先勝を祈願し、
帰還後にお礼参りをしたことに
ちなむ祭りと伝えられています。
11月は日本武尊の命月とされ、
11月の酉の日に
各地で酉の市が開かれるように
なったとされています。
関東三大酉の市としての花園神社
花園神社の酉の市は、
浅草の鷲神社、
府中の大國魂神社と並んで、
「関東三大酉の市」の一つに
数えられています。
熊手を扱う露店が立ち並び、
商売繁盛を願う人でにぎわう様子は、
新宿の秋の風物詩として
知られています。
見世物小屋から紅テント芝居へ続く「聖と俗」の接点
花園神社は、
酉の市の見世物小屋だけでなく、
現代演劇とも深い関わりを持っています。
1967年、
劇作家・唐十郎が
境内で紅色のテント芝居を
上演したのが始まりと伝えられています。
現在も初夏になると、
劇団唐組による紅テント公演が
境内やゴールデン街周辺で
行われていると伝えられています。
酉の市の見世物小屋も、
紅テント芝居も、
一時的にその場に現れては消える
「移動する芸能」という共通点があります。
祈りの場でありながら、
見世物や芝居といった「俗」の文化も
受け入れてきたことが、
この神社らしさと言えるかもしれません。
酉の市に参拝する際に知っておきたいこと
酉の市の当日は、
境内が大変混雑するとされています。
熊手を購入する場合、
翌年により大きな熊手に
買い替えていくのが
昔ながらの習わしと伝えられています。
熊手の相場や購入方法は、
各店舗によって異なるため、
不明な点はその場で
尋ねるとよいでしょう。
・熊手店の威勢のよい掛け声や手締めも見どころの一つ
・見世物小屋や露店も含めて祭りの雰囲気を楽しめる
・混雑を避けたいなら日中の早い時間が狙い目とされる
・夜間は特に混雑し身動きが取りにくくなる
・小さな子ども連れは混雑時間を避けるのが安心
・熊手の高額な買い物は事前に予算を決めておく
参拝ガイド|アクセス・参拝時間・御朱印
実際に参拝する際に
役立つ情報をまとめて
確認しておきましょう。
アクセス(電車・徒歩)
花園神社は、
東京都新宿区新宿5-17-3に
鎮座しています。
東京メトロ丸ノ内線・副都心線、
都営新宿線「新宿三丁目駅」から
徒歩すぐの立地です。
JR線・小田急線・京王線の
「新宿駅」からは、
徒歩約7分が目安です。
参拝時間・授与所の受付時間
境内への参拝は、
終日可能とされています。
社頭の授与所(お守り・御朱印の受付)は、
午前9時から午後8時までが
目安とされています。
行事や神事の日程によっては、
受付時間が変わる場合もあるため、
事前に公式情報を
確認しておくと安心です。
御朱印の種類と受け方
花園神社の御朱印は、
初穂料300円で
いただけるとされています。
中央に「花園神社」、
右側に「新宿総鎮守」と
記されているのが特徴です。
酉の市などの行事に合わせて、
限定の御朱印が
頒布されることもあるようです。
混雑を避けたい人向けの参拝タイミング
酉の市の期間や、
初詣・例大祭の時期は、
境内が大変混雑すると言われています。
落ち着いて参拝したい場合は、
平日の午前中など、
行事のない時間帯を
選ぶとよいでしょう。
新宿駅周辺のほかの用事と合わせて
立ち寄りやすい立地なので、
無理のない範囲で
予定を組んでみてください。
御朱印やお守りは
9時〜20時が目安です。
2. 境内社も一緒にお参りする
芸能浅間神社・威徳稲荷神社まで
足を延ばすと願いに合わせて参拝できます。
3. 酉の市の日程は事前に確認する
毎年11月の酉の日に開催されるため
最新の日程を公式情報で確認しましょう。
東京都内には、
花園神社のほかにも
パワースポットとして知られる神社が
点在しています。
あわせて参考にしてみてください。
花園神社の参拝に関するよくある質問
花園神社の参拝について、
よく寄せられる質問に
お答えします。
花園神社はいつでも参拝できますか?
参拝そのものは、
いつでも可能とされています。
ただし御朱印やお守りを
受けたい場合は、
社頭授与所の受付時間(9時〜20時)内に
訪れる必要があります。
行事の日は受付時間が
変わることもあるため、
事前に確認しておくと安心です。
御朱印はどこでいただけますか?
御朱印は、
社頭の授与所で
いただけます。
行事に合わせた限定御朱印がある場合は、
授与所や公式情報で
確認しておくと安心です。
芸能浅間神社だけお参りすることはできますか?
境内社である芸能浅間神社は、
本殿とは別に
お参りできます。
芸能や表現活動に関わる方は、
本殿と合わせて
立ち寄ってみるとよいでしょう。
酉の市の熊手はどう選べばよいですか?
熊手の大きさや金額に、
明確な決まりはないようです。
一般的には、
初めは小さめの熊手を選び、
翌年以降に少しずつ
大きくしていく習わしがあると言われています。
予算に合わせて、
無理のない範囲で
選ぶとよいでしょう。
花園神社の由緒とご利益:まとめ
花園神社は、
尾張藩下屋敷の庭園跡地に由来する
「花園」の名を持つ、
新宿の総鎮守です。
商売繁盛・厄除け開運に加えて、
境内社の芸能浅間神社や威徳稲荷神社を通じて、
芸能成就や縁結びのご利益でも
知られています。
酉の市は関東三大酉の市の一つとされ、
見世物小屋や紅テント芝居という
「移動する芸能」を受け入れながら、
祈りと芸能が交差してきた
歴史も持つ神社です。
参拝する際は、
授与所の受付時間(9時〜20時)を意識し、
境内社まで足を延ばしてみると
花園神社らしさを感じられるはずです。
東京都内のパワースポットをあわせて巡りたい場合は、
参考になります。
由緒・アクセス:花園神社公式・花園神社について
アクセス詳細:花園神社公式・アクセス
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