「山形でパワースポットを巡りたいけれど、
出羽三山や神社仏閣が多すぎて、
どこから回ればいいか分からない……」
そう感じたことはありませんか。
結論から言うと、
山形県は熊野大社や山寺立石寺のような
日帰りで回れる定番スポットに加えて、
出羽三山のように「生まれ変わりの旅」と
語られる、
登拝そのものが体験になる霊山まで、
アクセスの難易度が大きく異なる
スポットが点在しています。
この記事では、
縁結び・学業成就、厄除け・安産、生まれ変わりという
願い事別に、
置賜エリア・山形市エリア・出羽三山のある庄内エリアの
3エリアに分けて訪れたい
7つのパワースポットを紹介します。
以下で紹介するご利益は、
神社仏閣に伝わる由来や言い伝えとして
紹介するものです。
科学的な根拠を示すものではない前提で
読み進めてください。
山形にパワースポットが多いと言われる理由
まずは山形県に
パワースポットが多いと言われる背景を
確認しておきましょう。
修験道の聖地・出羽三山という一大霊山群
山形県庄内地方には、
羽黒山・月山・湯殿山という
3つの山の総称「出羽三山」があります。
羽黒派古修験道という
山伏の信仰が今も継承されており、
山そのものへの信仰が
県内のパワースポットの厚みを
支えていると言われています。
「日本三大」に数えられる社寺が複数ある土地
山形県には、
日本三熊野の一つとされる熊野大社や、
日本三文殊の一つとされる亀岡文殊など、
全国区の格式を持つ社寺が
複数点在しています。
松尾芭蕉が「奥の細道」で句を詠んだ
山寺立石寺も、
その一つに数えられます。
「生まれ変わりの旅」と呼ばれる出羽三山巡りの言い伝え
出羽三山巡りは、
羽黒山で現在、月山で過去(死後の世界)、
湯殿山で未来(生まれ変わり)を
体験する「三関三渡(さんかんさんど)」
(3つの関所を越え、3度渡るという意味)の旅と
語られてきました。
3つの山を巡ることで
生まれ変わることができると
言われています。
・日本三熊野の熊野大社、日本三文殊の亀岡文殊など全国区の社寺が複数点在する
・出羽三山巡りは「生まれ変わりの旅」と語られてきた
・断定的な効果を保証するものではなく、参拝の目安として活用してください
縁結び・学業成就を願う人へ(置賜エリア)
山形県南部の置賜エリアには、
縁結びや学業成就で
知られる社寺が点在しています。
熊野大社(南陽市) – 三羽の兎と縁結び・商売繁盛
熊野大社は、
日本三熊野の一つに数えられ、
「東北の伊勢」とも
称される古社です。
本殿の裏には3羽の兎が隠し彫りされており、
すべて見つけると良縁に恵まれると
伝えられています
(2羽目までは授与所で
場所を教えてもらえますが、
3羽目は自力で見つけるのが習わしとされています)。
商売繁盛や運気上昇を
司る神様も祀られていると
言われています。
アクセスはJR「赤湯駅」から
車で約5分、
参拝できる時間は季節によって変わることがあり、
11月以降は土日祝日の10時〜16時に限られると
案内されているため、
事前確認がおすすめです。
亀岡文殊 大聖寺(高畠町) – 日本三文殊に数えられる学業成就の寺
大聖寺(通称・亀岡文殊)は、
大同2年(807年)、勅命により
文殊菩薩を安置したと伝わる、
1200年以上の歴史を持つ寺院です。
亀岡文殊堂に祀られる文殊菩薩は、
日本三文殊の一つに数えられ、
学業成就を願う参拝者を
集めています。
アクセスはJR「高畠駅」から
車で約10分、
公開時間は7時〜16時、
御祈祷は土日祝日の10時〜15時
(平日は要予約)です。
御朱印は直書きでいただけ、
9月1日〜11月30日は
数量限定の切り絵御朱印も
授与されています。
置賜エリアを日帰りで回るなら
熊野大社と亀岡文殊は
いずれも駐車場があり、
車があれば同じ日に
回りやすい距離にあります。
公共交通機関のみの場合は、
山形新幹線「赤湯駅」を拠点に
タクシーを併用するのが
現実的です。
いずれも山形市街地から車で1時間前後の距離にあり、
「置賜エリアだけを日帰りで回る」
計画にも組み込みやすい2社です。
浄化・安産を願う人へ(山形市エリア)
山形市内とその周辺には、
心身の浄化や安産祈願で
知られる社寺があります。
山寺立石寺 – 1015段の石段に込められた意味
立石寺(通称・山寺)は、
松尾芭蕉が「奥の細道」で
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と
詠んだことで知られる古刹です。
登山口から奥之院まで続く
1015段の石段は、
一段一段登ることで
煩悩を消し、心を清めるという
意味が込められていると
言われています。
アクセスはJR「山寺駅」から
徒歩約10分、
拝観料は大人300円、
拝観時間は8時〜17時
(冬季は8時半〜16時半)です。
御朱印は7種類あり、
各お堂を巡りながら
いただく形式になっています。
里之宮湯殿山神社(山形市) – 市街地で参拝できる安産祈願の社
里之宮湯殿山神社は、
山形市役所に隣接する、
庄内の湯殿山本宮とは別に
市街地に置かれた遥拝所です
(1876年に県庁舎の守護神として
創建されたと伝わります)。
湯殿山本宮の御神体から湧く
御神湯を産湯と見立て、
安産祈願の社として
親しまれています。
境内の「願い牛」には、
安産や子宝のご利益があると
伝えられています。
アクセスはJR「山形駅」から
バスまたは車で約10分、
御朱印は初穂料500円で、
本社・境内社の複数種類から
選んでいただけます。
山形市エリアを日帰りで回るなら
立石寺と里之宮湯殿山神社は
いずれも山形市内にあり、
公共交通機関だけでも
1日で回れる距離です。
石段を登る体力に不安がある人は、
先に里之宮湯殿山神社を参拝し、
体力に余裕を見て
立石寺に向かうのがおすすめです。
・1015段の先に広がる絶景と達成感
・松尾芭蕉ゆかりの句碑や、7種類の御朱印巡りを楽しめる
・往復の参拝目安は約1時間30分、御朱印巡りを含めると2時間半〜3時間かかる
・石段は段差が大きい箇所もあり、歩きやすい靴での参拝がおすすめです
「生まれ変わりの旅」と呼ばれる出羽三山巡り(庄内エリア)
庄内地方にまたがる出羽三山は、
羽黒山・月山・湯殿山という
3つの山からなる霊山群です。
羽黒山 – 「現在」を意味する現世の山
羽黒山は、
出羽三山の中で唯一、
1年を通して参拝しやすい山です。
三神合祭殿があり、
ここに参拝するだけで
三山すべてに参拝したのと
同じご利益があるとも
言われています。
参道には国宝の五重塔が
あります。
アクセスはJR「鶴岡駅」から
庄内交通バスで約50分、
随神門から山頂まで徒歩で
登ることもできます。
参拝時間は8時半〜16時半、
駐車場は無料で、
年中無休です。
月山 – 「死後の世界」を意味する主峰、登拝には計画が必要
月山は、
出羽三山の主峰で、
庄内地方では死者の魂が
月山に集まると
語られてきました。
月山神社本宮の開山期間は
7月1日〜9月15日のみで、
月山8合目(羽黒口)から
山頂まで徒歩で約3時間かかります。
参拝前には全員お祓いを受け、
祓料は1人500円です。
閉山期間中は神職が下山するため、
開山期間中の登拝が
前提になります。
湯殿山本宮 – 「生まれ変わり」を意味するご神体、撮影禁止・裸足参拝
湯殿山本宮は、
社殿を持たず、
熱湯が湧き出る巨大な岩そのものを
ご神体とする、
出羽三山の中でも独自の参拝作法を持つ聖地です。
参拝前には靴と靴下を脱いで裸足になり、
お祓いを受けてから
ご神体に向かいます。
本宮から先は撮影禁止で、
「ここで見聞きしたことは
語ってはいけない」という
戒めも伝えられています。
開山期間はおおむね
6月1日〜11月3日で、
閉山期間は参拝できません。
開山期間が限られており、
月山・湯殿山本宮は登山装備や体力も必要になります。
天候によっては視界不良や道の悪化も考えられるため、
事前に公式サイトで開山状況を確認し、
無理のない計画で訪れてください。
自分に合うエリアの選び方
山形県内は
エリアによって移動負担が大きく異なるため、
すべてを一度に回ろうとせず、
自分に合ったエリアから
選ぶのがおすすめです。
移動負担・体力で選ぶなら
初めて山形を訪れる人は、
公共交通機関だけで回れる
山形市エリアから
始めるのが無難です。
半日〜1日の余裕がある人は、
置賜エリアまで
足を延ばすとよいでしょう。
登拝の体力と開山期間の確認ができる人は、
出羽三山のある庄内エリアを
計画に組み込むことができます。
願いの内容で選ぶなら
縁結びや学業成就を願う人には、
熊野大社・亀岡文殊のような
置賜エリアの社寺が向いています。
浄化や安産を願う人には、
立石寺・里之宮湯殿山神社のような
山形市エリアの社寺が
向いています。
「羽黒山だけなら1年を通して参拝できます」が、
「月山・湯殿山本宮は開山期間が限られます」ので、
さらに細かく分けると
次のとおりです。
| エリア | 代表スポット | 移動負担 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 置賜 | 熊野大社・亀岡文殊 | 車で日帰り可 | 縁結び・学業成就を願う人 |
| 山形市 | 山寺立石寺・里之宮湯殿山神社 | 公共交通機関で日帰り可 | 浄化・安産を願う人 |
| 羽黒山(庄内) | 三神合祭殿・五重塔 | 年中日帰り可 | 出羽三山巡りを始めたい人 |
| 月山・湯殿山(庄内) | 月山本宮・湯殿山本宮 | 開山期間限定・登山装備要 | 生まれ変わりを体験したい人 |
山形のパワースポットに関するよくある質問
山形のパワースポット巡りについて、
よく寄せられる質問にお答えします。
出羽三山は1回の旅ですべて回れますか?
結論として、
羽黒山は日帰りで参拝できますが、
月山・湯殿山本宮まで含めた
三山すべてを1回の旅で回るのは
簡単ではありません。
月山本宮は開山期間が7月1日〜9月15日のみで、
8合目から山頂まで往復約6時間かかるため、
1泊2日以上の計画で
臨むのが現実的です。
「生まれ変わりの旅」とはどういう意味ですか?
実際に生まれ変わるという
意味ではなく、
羽黒山(現在)・月山(過去)・
湯殿山(未来)を巡ることで
心新たに生き直すという
比喩として語られてきた言い伝えです。
三山を巡った達成感を
「生まれ変わり」と捉える考え方が
親しまれています。
参拝の作法で気をつけることはありますか?
鳥居をくぐる前に一礼し、
参道の中央(正中)を避けて歩くのが
一般的な作法とされています。
湯殿山本宮のように、
撮影禁止・裸足参拝など
特別な作法が定められている社もあるため、
訪れる前に公式サイトで
確認しておくと安心です。
東北の他県のパワースポットも知りたい場合はどうすればいいですか?
山形以外にも、
東北地方の福島県を
会津・福島市・県中の
エリア別に紹介しています。
東北つながりで訪れてみたい方は
参考にしてみてください。
山形のパワースポット7選|出羽三山の生まれ変わりから日帰り縁結びまで:まとめ
山形県は置賜エリアに
車で日帰り可能な縁結び・学業成就スポットが集まる一方、
山形市エリアには
公共交通機関だけで回れる
厄除け・安産祈願の社があり、
庄内エリアの出羽三山には
「生まれ変わりの旅」と語られる
登拝の体験があります。
今回紹介したように、
熊野大社の縁結び、
亀岡文殊の学業成就、
立石寺の浄化、
里之宮湯殿山神社の安産祈願、
羽黒山・月山・湯殿山本宮の生まれ変わりと、
それぞれ異なる魅力を持っています。
エリアによって移動負担や
参拝に必要な準備が大きく異なるからこそ、
無理に全部回ろうとせず、
自分の願い事や体力に近いエリアから
1つ選んで訪れるのがおすすめです。
気になる方は、
まず自分に合うエリアを1つ選び、
次の休みの計画に組み込んでみてください。
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