長者山新羅神社という名前を、
八戸三社大祭のニュースや紹介記事で
見かけて、気になっているのではないでしょうか。
「三社のうちの1つ」とは聞くけれど、
どんなご利益があるのか、
なぜここまで地域に大切にされているのか、
具体的には意外と知られていません。
結論から言うと、
長者山新羅神社は、江戸時代に八戸藩の総鎮守として創建され、
「八方除け」の祈願でも知られる神社です。
今も八戸えんぶり・八戸三社大祭・加賀美流騎馬打毬という
3つの伝統行事の中心を担い続けています。
この記事では、
長者山新羅神社の由緒・地域の心のよりどころとされる理由・
あなたが惹かれる理由のタイプ診断・参拝ガイドを、
順番に解説します。
長者山新羅神社とは|南部氏の総鎮守として400年近く守られてきた社
まずは、
長者山新羅神社がどのような神社なのか、
基本情報から確認しておきましょう。
青森県八戸市、長者山の山頂に鎮座する神社
長者山新羅神社は、
青森県八戸市長者にある「長者山」の山頂に
鎮座する神社です。
本八戸駅から徒歩約20分と、
八戸市中心部から近い立地にありながら、
山の緑に囲まれた静かな境内が広がっています。
八戸藩主・南部直政が、藩祖ゆかりの神を勧請して創建
創建は延宝6年(1678年)。
八戸藩2代藩主・南部直政が、
南部氏の遠祖にあたる新羅三郎源義光を勧請し、
社を建てたのが始まりと伝えられています。
藩主の守護・領内の五穀豊穣・万民安穏・
無病息災を祈願する社として
創建されたと伝えられ、
南部氏、そして八戸藩全体の
総鎮守として位置づけられてきました。
「虚空蔵堂」から「長者山新羅神社」への改称の歴史
創建当初は、
「三社堂」または「虚空蔵堂」と呼ばれていました。
これは初代藩主が虚空蔵菩薩を勧請した堂が、
前身になっているためです。
明治初期の神仏分離により「新羅神社」と改号され、
昭和51年に
現在の「長者山新羅神社」という社号になったと
伝えられています。
現在の社殿は文政9〜10年(1826〜1827年)の建立で、
彫刻や彩色の美しさから、
平成3年に本殿・拝殿が青森県の重宝に指定されました。
・延宝6年(1678年)、南部直政が新羅三郎源義光を勧請して創建
・八戸藩・南部氏の総鎮守として守られてきた
・現在の社殿は1826〜1827年建立、本殿・拝殿は県重宝指定
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県八戸市長者1-6-10 |
| 創建 | 延宝6年(1678年) |
| 主祭神 | 素盞嗚尊・新羅三郎源義光命 |
| 社殿指定 | 本殿・拝殿が青森県重宝(平成3年指定) |
| 位置づけ | 南部氏・八戸藩の総鎮守 |
なぜ地域の心のよりどころとされるのか|八戸三社大祭・えんぶり・騎馬打毬
長者山新羅神社が今も多くの人に大切にされているのは、
由緒だけでなく、3つの伝統行事の中心を
担い続けているからです。
それぞれの行事を見ていきましょう。
ユネスコ無形文化遺産「八戸三社大祭」、三社のうちの一社
八戸三社大祭は、
市内の龗神社(おがみじんじゃ)・長者山新羅神社・
神明宮の3社が合同で行う例大祭で、
毎年7月31日から8月4日にかけて
開催されます。
享保6年(1721年)、龗神社の神輿が
長者山の虚空蔵堂まで渡御したことが、
祭りの始まりと伝えられています。
2004年に国の重要無形民俗文化財に指定され、
2016年には
ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の
一つとして登録されました。
豊作を先に祝う郷土芸能「八戸えんぶり」
毎年2月17日から、
長者山新羅神社では「八戸えんぶり」の奉納が
行われます。
えんぶりは、まだ雪の残る時期に、
その年の豊作を先に祝ってしまう
「予祝(よしゅく)」と呼ばれる芸能です。
昭和54年に国の重要無形民俗文化財に指定されており、
八戸の冬を代表する
行事として親しまれています。
現存3例のみと伝わる「加賀美流騎馬打毬」
八戸三社大祭の中日にあたる8月2日には、
「加賀美流騎馬打毬(かがみりゅうきばだきゅう)」という
馬上競技が奉納されます。
チームに分かれた騎馬武者が、
網のついた棒で毬をすくい、
相手側のゴールへ投げ入れる古式競技です。
現在、日本国内で加賀美流騎馬打毬が伝承されているのは、
宮内庁・山形市・八戸市の
3か所のみとされています。
中でも八戸は、古式のまま伝承している
唯一の場所と紹介されており、
青森県の無形民俗文化財にも指定されています。
文政10年(1827年)、8代藩主・南部信真が
奉納したのが始まりと伝えられています。
2027年には伝承200年を迎える、
八戸の武家文化を伝える競技です。
あなたが長者山新羅神社に惹かれる理由タイプ診断
ここまで紹介した3つの伝統行事のうち、
どれに強く心を動かされたかを手がかりに、
長者山新羅神社の由緒と行事の特徴から、
この記事独自の4タイプに分けてみました。
あなたが今どんな状態にあるかを
考えるヒントとして、
確認してみましょう。
総鎮守型:由緒や「守られている」安心感に惹かれる
藩主や領民を守るために
建てられたという由緒そのものに、
心が動くタイプです。
新しい環境に飛び込む前など、
「守られている」という安心感を
求めている時期のサインと語られることがあります。
予祝型:えんぶりの「先に祝う」考え方に惹かれる
まだ結果が出ていないことを、
先に祝ってしまうという「予祝」の発想に
強く共感するタイプです。
努力の成果がまだ見えていないことに
焦りを感じている時ほど、
この考え方に惹かれやすいと語られています。
結束型:三社大祭の熱気や一体感に惹かれる
多くの山車が並ぶ祭りの熱気や、
三社が力を合わせて一つの祭りを
作り上げる姿に、
心を動かされるタイプです。
一人で物事を抱え込みがちな時期ほど、
こうした「みんなで作る一体感」に
惹かれやすい傾向があると語られます。
勝負型:騎馬打毬の一瞬の集中に惹かれる
限られた時間で毬を奪い合う、
武将の技と集中力に惹かれるタイプです。
大きな決断や勝負を控えている時期に、
こうした「一瞬に懸ける」姿勢へ
関心が向きやすいと語られています。
次の表で、
4つのタイプと、
今どんな状態にあるかを
組み合わせて確認してみましょう。
| タイプ | 今の状態の例 | 語られやすいこと |
|---|---|---|
| 総鎮守型 | 新しい環境・慣れない挑戦の前 | 守られている安心感を求める時期 |
| 予祝型 | 成果がまだ見えていない | 先に前向きな気持ちを持ちたい時期 |
| 結束型 | 一人で抱え込みがち | 仲間・つながりを求める時期 |
| 勝負型 | 大きな決断・勝負を控えている | 集中力や決断力を高めたい時期 |
実際の行動を決めるのはあなた自身です。
次の章で、実際に参拝する際に
役立つ情報を確認しましょう。
参拝ガイド|アクセス・駐車場・御朱印・八方除けの祈願
最後に、
実際に参拝する際に役立つ情報を
まとめて確認しておきましょう。
アクセス(電車・車)
住所は青森県八戸市長者1-6-10です。
電車の場合、JR八戸線・本八戸駅から
徒歩約20分。
バスの場合は、市営バス・南部バスで
「二十三日町」または「十六日町」下車、
徒歩約10分です。
車の場合は、八戸自動車道・八戸ICから
約15分、
JR八戸駅からは車で約20分が目安です。
駐車場情報
山頂付近と山麓の両方に、
駐車場があるとされています。
八戸三社大祭やえんぶりの開催期間中は、
山頂側の駐車場が満車になりやすく、
山麓側の駐車場を利用することになる場合が
あると紹介されています。
祭りの時期に訪れる場合は、
時間に余裕を持って
向かうと安心です。
授与所の時間・御朱印
授与所の受付時間は8:30〜17:00で、
参拝そのものに料金はかかりません。
御朱印は授与所でいただけると
紹介されていますが、
確実にいただきたい場合は、
事前に電話(0178-22-1769)で
確認しておくと安心です。
八方除けの祈願について
長者山新羅神社は、
方位・家相・日柄などから生じる災いを
取り除く「八方除け」の祈願で知られる神社として、
複数の観光案内サイトで紹介されています。
引っ越し・新築・方位を気にする出来事を
控えている場合は、
事前に社務所へ祈願の可否や
受付時間を確認しておくと安心です。
・通年で参拝・御朱印・八方除け等の祈願ができる
・えんぶり(2月)・三社大祭(7〜8月)は見学もできる
・確実な祈願を希望する場合は事前に電話確認する
・祭り期間中は駐車場・境内が混雑しやすい
・山頂までは坂道があり、歩きやすい靴が安心
・御朱印・祈願の詳細は季節で変わる場合がある
長者山新羅神社に関するよくある質問
長者山新羅神社について、
よく寄せられる質問にお答えします。
一人で参拝しても大丈夫ですか?
境内への参拝自体は問題ありません。
ただし山頂までは坂道があるため、
歩きやすい靴で、
できれば日中の明るい時間帯に
訪れることをおすすめします。
八戸三社大祭やえんぶり以外の時期に行っても楽しめますか?
楽しめます。
祭りの時期以外は、
普段の静かな境内で
由緒や社殿の彫刻をゆっくり眺められます。
御朱印はいつでもいただけますか?
授与所の受付時間(8:30〜17:00)内であれば
いただけると紹介されています。
ただし社務対応の状況は日によって変わるため、
確実性を重視する場合は、
事前に電話で確認しておくと安心です。
青森の他のパワースポットも知りたい場合はどうすればいいですか?
長者山新羅神社以外にも、
青森県内には
個性の異なるパワースポットが点在しています。
県内各地のおすすめスポットを
紹介しています。
確実性を重視する場合は
訪問前に社務所へ確認しましょう。
2. 祭り期間中は時間に余裕を持つ
駐車場・境内の混雑を
見込んで計画しましょう。
3. 歩きやすい靴で訪れる
山頂までの坂道に備えて
歩きやすい靴を選びましょう。
4. 由緒を知ったうえで参拝する
南部氏の総鎮守という背景を知ると
境内の見え方が変わってきます。
長者山新羅神社とは|南部氏の総鎮守と八戸三社大祭の由緒、惹かれる理由4タイプ診断:まとめ
長者山新羅神社は、
延宝6年(1678年)に南部直政が創建した、
八戸藩・南部氏の総鎮守です。
ユネスコ無形文化遺産「八戸三社大祭」、
予祝芸能「八戸えんぶり」、
全国3か所のみに伝わる「加賀美流騎馬打毬」という
3つの伝統行事の中心を、
今も担い続けています。
どの行事に心が動いたかを手がかりに、
自分が今どんな状態にあるかを
考えてみるのも一つの方法です。
アクセスや御朱印、八方除けの祈願について
確認したうえで、
次の休みに訪れる候補に加えてみてください。
青森の他のパワースポットもあわせて知りたい場合は、
別記事「青森のパワースポット」も参考にしてください。
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