「インナーチャイルドって言葉は聞いたことがあるけど、
セラピーって具体的に何をするの?」
「本を読んで『傷ついた内なる子ども』の存在は分かったけど、
結局どう向き合えばいいのか分からない」
そんなふうに感じたことはありませんか。
「自分でもできるものなのか、
専門家に頼むべきものなのか」
迷っている人も多いはずです。
結論から言うと、
インナーチャイルドセラピーには、
自分一人でも取り組める具体的な技法があります。
この記事では、
インナーチャイルドセラピーの目的から、
自分でできる3つの技法(対話・手紙・イメージワーク)、
行う際の注意点、
専門家によるセラピーを受ける場合の選び方まで紹介します。
この記事は心理学・スピリチュアルの両方で語られる考え方を紹介するものであり、
医学的な診断や治療の代わりにはなりません。
つらさが強い場合や不安な場合は、
一人で抱え込まず専門家に相談することをおすすめします。
インナーチャイルドセラピーとは?位置づけと目的
まずはインナーチャイルドセラピーの位置づけと、
何を目指して行うものなのかを確認しておきましょう。
インナーチャイルドセラピーの目的
インナーチャイルドセラピーとは、
子どもの頃の傷つきや満たされなかった感情に、
意図的に働きかけて向き合うアプローチを指すとされています。
感情を再体験して表現する方法、
イメージを使って追体験する方法、
感情をエネルギーとして解放していく方法など、
いくつかのアプローチがあるとされています。
インナーチャイルドの「癒し方」との違い
扱った記事では、
自己対話やジャーナリングなど
日常的なセルフケアを紹介しました。
本記事で扱う「セラピー」は、
そこからもう一歩踏み込み、
特定の手順・技法を使って
より意図的に感情へアプローチする方法を指します。
セルフで行う場合と専門家に依頼する場合の違い
セルフで行う場合は、
自分のペースで、費用をかけずに
取り組めるという利点があります。
一方で、
強い感情が出てきたときに
安全に受け止める伴走者がいないという面もあります。
専門家に依頼する場合は、
安全な環境の中で
感情の噴出をサポートしてもらえるとされています。
・感情表現型・イメージワーク型・エネルギー型などのアプローチがあるとされる
・セルフで行う場合と専門家に依頼する場合、それぞれに利点と注意点がある
・医学的な診断・治療の代わりにはならず、自分を理解するヒントとして活用してください
自分でできるインナーチャイルドセラピー技法3つ
ここからは、
自宅で一人でも取り組める
代表的な技法を3つ紹介します。
直接語りかけるのが苦手な人は手紙から、
言葉にすること自体が怖い人はイメージワークから
試してみるとよいでしょう。
イマジナリーダイアログ(内なる子どもとの対話)
イマジナリーダイアログとは、
心の中でインナーチャイルドに話しかけ、
その答えに耳を傾ける対話法です。
静かな場所で目を閉じ、
子どもの頃の自分をイメージしながら、
「今、どんな気持ち?」
「何をしてほしかった?」と
問いかけてみましょう。
答えを急いで探そうとせず、
浮かんでくるものをそのまま受け止めることがポイントです。
例えば「なんでいつも我慢するの?」と
問いかけたときに、
「本当は嫌だって言いたかった」という
言葉が浮かんできたら、
それをそのまま認めてあげることが
対話の一歩になります。
レターライティング(過去の自分への手紙)
子どもの頃の自分に宛てて、
今の自分から手紙を書く方法です。
「あの時、つらかったね」
「よく一人で頑張ったね」など、
当時の自分にかけてあげたかった言葉を
そのまま文字にしてみましょう。
書き終えたら、
逆に子どもの頃の自分になったつもりで
今の自分へ返事を書いてみる方法も
あわせて紹介されています。
例えば「一人でお留守番して怖かった」と
書いた後に、
子どもの自分になったつもりで
「一緒にいてくれてありがとう」と
返事を書いてみると、
当時の孤独感に気づきやすくなることがあります。
イメージワーク(安心できる場面を思い描く)
安心できる場所や場面をイメージし、
その中でインナーチャイルドに寄り添う方法です。
例えば子どもの頃好きだった場所や、
誰かに優しく抱きしめられている場面を
思い描きながら、
深呼吸を繰り返す瞑想と
組み合わせる方法もあります。
1日数分からでも、
継続することが大切とされています。
・費用をかけずに、自分のペースで取り組める
・自分の感情に気づくきっかけになりやすい
・道具を用意しなくても、今日から始められる
・強い感情が出た時に一人で抱え込みやすい
・効果や進み方には個人差があるとされる
・記憶があいまいでも無理に思い出そうとしない
セラピーを行う際の注意点
技法を試す前に、
知っておきたい注意点を確認しておきましょう。
感情が強く揺さぶられたときの対処法
涙が止まらなくなったり、
動揺が大きくなったりした場合は、
無理に続けず、いったん中断してください。
深呼吸をして、
今の自分がいる場所や時間に
意識を戻すことが大切です。
無理に思い出そうとしない
記憶がはっきり浮かばない場合も、
無理に思い出そうとする必要はありません。
思い出せないこと自体、
心を守るための自然な働きとされています。
一人で抱えすぎているサイン
セラピーを続けても、
かえってつらさが強まっていると感じる場合や、
日常生活に支障が出るほど
気持ちが不安定な場合は、
セルフケアだけに頼らないほうがよいとされています。
・涙や動揺が長時間おさまらない
・日常生活に明らかな支障が出ている
・一人で向き合うのが怖いと感じる
このいずれかに当てはまる場合は、無理に続けず専門家への相談を検討してください。
専門家によるインナーチャイルドセラピーを受ける場合
専門家によるセラピーを検討する場合の
基本的な情報を紹介します。
どんな相談先があるか
心理カウンセリング、
認知行動療法を扱うクリニック、
インナーチャイルドケアを専門とするセラピストなど、
相談先にはいくつかの選択肢があります。
強いトラウマに関わる場合は、
医療機関への相談も選択肢に入れておきましょう。
料金の目安
セラピーの料金は、
形式によって目安が変わるとされています。
個人カウンセリングは
1回5,000円〜2万円程度、
グループワークや講座形式は
1回数千円程度から、
オンライン形式は
対面より割安な設定になっていることが多いようです。
初回だけ割引価格を設けている相談先もあるため、
事前に料金体系を確認しておくことをおすすめします。
選ぶときのポイント
公認心理師・臨床心理士など、
資格を明記している相談先を選ぶと安心です。
効果を保証するような表現を使っている相談先には、
慎重になることをおすすめします。
インナーチャイルドセラピーに関するよくある質問
インナーチャイルドセラピーについて、
よく寄せられる質問にお答えします。
セラピーは1回で効果を感じられますか?
効果の感じ方には個人差があるとされています。
1回で変化を感じる人もいれば、
何度か繰り返すうちに
少しずつ気づきが増えていく人もいます。
自分の傷つき方のタイプが分からない場合はどうすればいいですか?
技法を試す前に、
参考にしてみるのもおすすめです。
自分の傾向が分かると、
どの技法から試すかの目安にしやすくなります。
涙が止まらなくなった場合はどうすればいいですか?
前章で紹介したとおり、
無理に続けず、いったん中断してください。
落ち着かない状態が続く場合は、
早めに専門家へ相談することをおすすめします。
インナーチャイルドセラピーとは?対話・手紙・イメージワーク3つの技法を解説:まとめ
インナーチャイルドセラピーは、
子どもの頃の傷つきに意図的に働きかける
アプローチです。
今回紹介したように、
イマジナリーダイアログ・レターライティング・イメージワークという
3つの技法を自分一人でも試すことができます。
強い感情が出た時は無理をせず、
専門家によるセラピーという選択肢も
あわせて検討してみてください。
気になる方は、
今日、子どもの頃の自分に向けて
「頑張ったね」と一言だけ書いてみることから
始めてみてください。
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