「なんだか最近、些細なことで
涙が出たり、怒りっぽくなったりする」
「これって、もしかして
インナーチャイルドの症状なのだろうか」
そんな風に感じて、
検索してたどり着いたのではないでしょうか。
結論から言うと、
インナーチャイルドの症状は、
感情面・対人関係面・仕事や自己評価の面・身体面という
4つの領域に分けて見ると、
自分の傾向をつかみやすくなります。
この記事では、
症状が大人になってから現れる理由から、
4つの領域別の具体的な症状、
12項目のセルフチェック、
専門家への相談を検討したいサインまで紹介します。
この記事は心理学・スピリチュアルの両方で語られる考え方を紹介するものであり、
医学的な診断や治療の代わりにはなりません。
つらさが強い場合や不安な場合は、
一人で抱え込まず専門家に相談することをおすすめします。
インナーチャイルドの症状とは?大人になってから現れる理由
まずは、
症状がなぜ大人になってから現れるのか、
その仕組みを確認しておきましょう。
子どもの頃の未消化な感情が「症状」として表れる仕組み
インナーチャイルドの症状とは、
子どもの頃に十分に受け止められなかった感情が、
大人になった今の反応の中に現れているものを指すとされています。
当時はうまく処理できなかった悲しみや怒り、
不安といった感情が、
似たような場面に出会ったときに再び顔を出すと考えられています。
病気や性格の欠陥ではなく、心を守るための反応
これらの症状は、
病気や性格の欠陥ではありません。
子どもの頃、自分の心を守るために
身につけた対処のパターンが、
大人になった今も無意識に働いていると捉えることができます。
症状が強く出やすいきっかけ
疲れているとき、
大きな決断を迫られているとき、
親しい人との関係が揺らいだときなど、
子どもの頃と似た「無力感」を感じる場面で、
症状が強く出やすいとされています。
・病気や性格の欠陥ではなく、心を守るために身につけた反応パターンとされる
・疲れているときや似た場面に出会ったときに強く出やすい
・医学的な診断ではなく、自分を理解するヒントとして活用してください
インナーチャイルドの症状を4つの領域で見る
ここからは、
症状を「感情面」「対人関係面」「仕事・自己評価面」「身体面」の
4つの領域に分けて紹介します。
どの領域に強く出ているかは人によって異なるため、
自分に近いものを探しながら読んでみてください。
感情面に出やすい症状
ちょっとしたことで涙が出たり、
怒りがこみ上げたりすることがあります。
楽しい場面でも、素直に喜べないと感じたり、
今、自分が何を感じているのか
分からなくなったりすることもあります。
例えば褒められた瞬間に、
なぜか気まずさや居心地の悪さを感じてしまう場合、
喜びを素直に受け取ることへの抵抗が
背景にあるとされています。
対人関係面に出やすい症状
相手の顔色や機嫌の変化に、
敏感に反応してしまうことがあります。
本音より、相手の期待に応えることを優先してしまい、
一人になることに強い不安を感じることもあります。
例えばグループの中で少し空気が変わっただけで、
「自分が何か悪いことをしたのでは」と
考えてしまうような場面に
心当たりがある人もいるでしょう。
仕事・自己評価面に出やすい症状
結果を出しても、
素直に喜べず欠点ばかりが気になることがあります。
失敗を人一倍恐れて、
挑戦をためらってしまうことや、
「できて当たり前」と自分を追い込みやすいことも
特徴とされています。
例えば評価面談で高い評価を受けても、
「まぐれだ」「次はできないかもしれない」と
素直に受け取れないような場面に、
心当たりがある人もいるでしょう。
身体面に出やすい症状
特別な理由がないのに、
体がこわばったり緊張したりすることがあります。
眠りが浅い、寝つきが悪いと感じたり、
疲れているのに休むことへ罪悪感を覚えたりすることも、
心の緊張が体に表れているサインとされています。
例えば休日に何もせずゆっくりしているだけなのに、
「怠けているのでは」と落ち着かない気持ちになる場合、
「休むこと」への罪悪感が
背景にあるとされています。
ただし、これらは疲労や睡眠不足、
ストレスなど現実的な原因からも起こりうるため、
体調が続くようなら医療機関への相談も検討してください。
・自分がなぜそう感じるのか、背景を理解しやすくなる
・繰り返しやすいパターンに、前もって気づけるようになる
・自分を責めるのではなく、労わる視点を持ちやすくなる
・症状の重さや現れ方には個人差がある
・全ての不調をインナーチャイルドの症状と決めつけない
・身体症状が続く場合は現実的な原因も確認する
セルフチェック|どの領域の症状が強く出ているか確認する
先ほどの4領域それぞれについて、
12項目のセルフチェックで
自分の傾向を確認してみましょう。
12項目のチェックリスト
次の項目のうち、
当てはまるものにチェックを入れてみてください。
【感情面】
・ちょっとしたことで涙が出たり、怒りがこみ上げたりする
・楽しい場面でも、素直に喜べないと感じる
・自分が今何を感じているのか、分からなくなることがある
【対人関係面】
・相手の顔色や機嫌の変化に敏感に反応してしまう
・本音より、相手の期待に応えることを優先してしまう
・一人になることに強い不安を感じる
【仕事・自己評価面】
・結果を出しても、欠点ばかりが気になってしまう
・失敗を人一倍恐れて、挑戦をためらうことがある
・「できて当たり前」と自分を追い込みやすい
【身体面】
・理由がないのに、体がこわばる・緊張することがある
・眠りが浅い、または寝つきが悪いと感じることが多い
・疲れているのに、休むことに罪悪感を感じる
結果の見方(領域別に読むとよい記事)
各領域で2つ以上チェックが付いた場合、
その領域に症状が強く出やすいと捉えられます。
1つの領域だけ多い場合と、
複数の領域で2つ以上ある場合とでは、
次に読むとよい記事の目安が変わります。
| チェックが多かった領域 | 次に読むとよい記事 |
|---|---|
| 感情面・対人関係面が中心 | 見捨てられ不安タイプを中心に、傷つき方のタイプを詳しく知る |
| 仕事・自己評価面が中心 | 完璧主義タイプを中心に、傷つき方のタイプを詳しく知る |
| 身体面が中心 | 呼吸やイメージワークなど、緊張をほどくセルフケア技法を試す |
| 複数の領域に均等にまたがる | 感情表現の抑制度×承認欲求の2軸で詳しく診断する |
複数の領域に当てはまる場合の考え方
複数の領域にチェックが集中する場合も、
自然なことだとされています。
「どれが正解か」を探すより、
一番チェックが多かった領域から
向き合ってみることをおすすめします。
症状が重い場合・専門家に相談すべきサイン
セルフチェックの結果に関わらず、
知っておきたい注意点を確認しておきましょう。
セルフケアで対応できる範囲の目安
日常生活は問題なく送れていて、
症状に気づいたときだけ一時的につらいという場合は、
セルフケアで様子を見られることが多いとされています。
専門家への相談を検討したいサイン
つらさが2週間以上続いている場合や、
仕事や人間関係に明らかな支障が出ている場合は、
セルフケアだけに頼らないほうがよいとされています。
自分を傷つけたい気持ちが浮かぶ場合や、
涙や動揺が長時間おさまらない場合は、
早めに専門家や相談窓口へ連絡してください。
相談先を選ぶときのポイント
公認心理師・臨床心理士など、
資格を明記している相談先を選ぶと安心です。
まずは1回、話を聞いてもらうつもりで
問い合わせてみるのもよいでしょう。
・つらさが2週間以上続いている
・仕事や人間関係に明らかな支障が出ている
・自分を傷つけたい気持ちが浮かぶ
このいずれかに当てはまる場合は、無理に一人で抱えず、早めの相談を検討してください。
インナーチャイルドの症状に関するよくある質問
インナーチャイルドの症状について、
よく寄せられる質問にお答えします。
症状は誰にでもあるものですか?
程度の差はあっても、
多くの人に何らかの形で見られるとされています。
全くないという人の方が少ないと考えられており、
過度に心配する必要はありません。
症状は年齢を重ねると自然に消えますか?
自然に消えることもあれば、
特定の場面で再び強く出ることもあるとされています。
年齢よりも、
症状に気づき、向き合ったかどうかが
影響しやすいと考えられています。
チェックがほとんど付かなかった場合はどうすればいいですか?
チェックが少ない、
またはゼロだった場合も、
心配する必要はありません。
今は症状として強く出ていないだけの可能性もあり、
「今の自分は大丈夫」というひとつの目安として
受け取ってください。
インナーチャイルドの症状とは?4つの領域でわかるセルフチェック:まとめ
インナーチャイルドの症状は、
子どもの頃の未消化な感情が、
今の反応の中に現れているものを指す考え方です。
今回紹介したように、
感情面・対人関係面・仕事や自己評価の面・身体面という
4つの領域に分けて見ることで、
自分の傾向をつかみやすくなります。
セルフチェックを参考に、
チェックが多かった領域から、
気になる記事を読み進めてみてください。
つらさが強い場合は、
一人で抱え込まず専門家に相談することも
大切な選択肢の1つです。
気になる方は、
今日、自分の感情に「今、こう感じているんだね」と
気づいてあげることから始めてみてください。
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