三重でパワースポット巡りをしたいけれど、
「伊勢神宮以外に、どこを回ればいいのか分からない」
と迷っていませんか。
三重県は南北に長く、
北勢(桑名・鈴鹿)・伊勢志摩(伊勢・二見・志摩)・
東紀州(熊野)という、
性格の異なる3つのエリアに分かれています。
この記事では、
伊勢神宮を別格の存在として押さえたうえで、
3エリアから厳選した6ヶ所を紹介します
(伊勢神宮は内宮・外宮を合わせて1ヶ所として数えています)。
アクセス・参拝時間だけでなく、
エリアをどう組み合わせて巡るかも解説するので、
限られた時間でも無理なく計画できます。
三重が「お伊勢さん」を中心とするパワースポットの宝庫とされる理由
まずは、
三重にパワースポットが多いと語られる背景を確認しておきましょう。
「お伊勢さん」という別格の存在
三重県の中心には、
皇室の祖神を祀る伊勢神宮があります。
「お伊勢さん」の愛称で親しまれ、
日本人にとって特別な神社とされてきました。
「一生に一度はお伊勢参り」という言葉があるほど、
江戸時代から庶民の憧れの参拝先でした。
南北に長い地形が生んだ3つの信仰圏
三重県は南北約170kmと細長く、
エリアごとに信仰の性格が異なります。
愛知・岐阜寄りの北部が「北勢」、
県中央〜太平洋側が「伊勢志摩」、
和歌山寄りの南部が「東紀州」と、
大きく3つに分かれています。
北勢(桑名・鈴鹿)には、
みちひらきや子授けの神様が、
伊勢志摩には、
伊勢神宮を中心とした縁結び・禊の聖地が、
東紀州(熊野)には、
日本最古とも語られる神話の地が、
それぞれ独立した信仰の系譜として今も残っています。
この記事での選び方(エリア別という切り口)
競合記事の多くは、
三重県内のスポットを人気順にただ列挙しています。
この記事では伊勢神宮を別格の存在として
背景で押さえたうえで、
北勢・伊勢志摩・東紀州という
3エリアから1〜3ヶ所ずつ、
エリアの巡り方も含めて紹介します。
・三重県は南北に長く、北勢・伊勢志摩・東紀州で信仰の性格が異なる
・この記事は3エリアから計6スポットを厳選して紹介
・エリアの組み合わせ方(モデルプラン)も解説
・由来や史実を確認したうえで、誇張しない範囲で紹介
北勢エリアのパワースポットへ
まず訪れるのは、
桑名・鈴鹿にある、
みちひらきと子授けの2つの神社です。
多度大社(たどたいしゃ) – 子授けと上げ馬神事で知られる北伊勢の大社
多度大社は、
「北伊勢大神宮」とも呼ばれる、
桑名市多度町にある古社です。
摂社の美御前社(うつくしごぜんしゃ)は、
良縁・子授け・安産を願う人に
語られることが多い社とされています。
毎年5月の例大祭では、
坂道を馬で駆け上がる「上げ馬神事」が
行われることでも知られています。
養老鉄道養老線「多度駅」から
車で約5分・徒歩約25分、
東名阪自動車道「桑名東IC」から車で約10分、
参拝は24時間可能、
拝観料はかかりません。
社務所は8時半〜17時、
御祈祷の受付は9時〜16時半ごろとされています。
椿大神社(つばきおおかみやしろ) – 猿田彦大神を祀る「みちひらき」の総本宮
椿大神社は、
猿田彦大神を祀る全国二千余社の総本宮で、
鈴鹿山系の麓に鎮座しています。
猿田彦大神は「みちびきの祖神」とされ、
新しい一歩を踏み出したい人に
語られることが多い神様です。
妻神である天之鈿女命(あめのうずめのみこと)は、
夫婦円満・芸能上達・縁結びの神様としても
信仰されています。
境内の茶室「鈴松庵(れいしょうあん)」は、
「経営の神様」松下幸之助が寄進したことで知られ、
800円でお茶とお菓子をいただけます
(流派を問わず一般開放されています)。
近鉄「四日市駅」からバスで約1時間、
東名阪自動車道「鈴鹿IC」から車で約20分、
参道の通行は5時〜17時
(大晦日のみ夜間参拝可能)、
拝観無料です。
最寄り駅からのバス便が限られています。
車での参拝が現実的で、
無料駐車場も用意されています。
電車のみで訪れる場合は、
時刻表を事前に確認しておくと安心です。
伊勢志摩エリアのパワースポットへ
続いて向かうのは、
三重の中心とも言える伊勢志摩エリアです。
伊勢神宮 内宮・外宮 – 三重の中心にある「お伊勢さん」
伊勢神宮は、
内宮(皇大神宮)と外宮(豊受大神宮)という、
2つの正宮を中心とした神社の総称です。
内宮には皇室の祖神である天照大御神が、
外宮には食や産業の神である豊受大御神が
祀られています。
参拝の順番は、
古くから外宮を先に、内宮を後に
回るのが習わしとされています。
1300年にわたり続く「式年遷宮」は、
20年に一度、社殿を新しく造り替える神事で、
常に新しくあり続ける
「常若(とこわか)」の思想を表しているとされています。
外宮のみなら約20〜30分、
内宮のみなら約30〜45分、
両方を丁寧に回る場合は約2〜3時間を
目安にするとよいでしょう。
外宮はJR・近鉄「伊勢市駅」から徒歩約5分、
内宮は同駅からバスで約15分、
参拝時間は季節により異なり、
1〜4月・9月は5時〜18時、
5〜8月は5時〜19時、
10〜12月は5時〜17時とされています
(訪れる時期の最新時間は公式サイトの確認がおすすめです)。
拝観料はかかりません。
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ) – 夫婦岩で知られる禊の社
二見興玉神社は、
伊勢神宮を参拝する前に
身を清める場所とされてきた「二見浦」にある神社です。
海に並ぶ「夫婦岩」が象徴的で、
猿田彦大神とその使いとされる
「霊石・興玉神石」を祀っています。
夫婦円満や縁結びを願う人に
語られることが多いスポットです。
夫婦岩の中央から朝日が昇るのは
5月下旬〜7月上旬ごろとされ、
夏至(6月21日ごろ)の前後2〜3週間が
最も美しいタイミングと言われています。
JR参宮線「二見浦駅」から徒歩約15分、
境内は約30分〜1時間ほどで回れる広さ、
参拝は自由、
拝観料はかかりません。
御朱印などの問い合わせ対応は、
9時〜16時ごろとされています。
天の岩戸(恵利原の水穴) – 天照大神が隠れたと伝わる洞窟
天の岩戸(恵利原の水穴)は、
志摩市磯部町にある湧水の洞窟で、
天照大御神が隠れ住んだという神話の地
とも語られています。
湧き出る岩清水は名水百選に選ばれ、
禊滝と呼ばれる滝が
修行者を迎えてきたと伝えられています。
三重交通バス「天の岩戸口」から徒歩約20分、
伊勢自動車道「伊勢西IC」から車で約20分、
境内はいつでも参拝できます、
参拝料はかかりません。
照明設備がないため、
日暮れ後の訪問は避けるのが安全です。
いずれも伊勢志摩エリア内にあり、
公共交通機関でも組み合わせやすい
距離にあります。1日で回るなら
外宮・内宮を中心に、
時間に余裕があれば二見興玉神社を
組み込むのが現実的です。
東紀州エリアのパワースポットへ
最後に訪れるのは、
三重最南端、熊野にある
日本最古とも語られる神域です。
花窟神社(はなのいわやじんじゃ) – 日本最古と語られる巨石信仰の社
花窟神社は、
日本書紀にも記されている神社で、
日本最古の神社の一つとも語られています。
本殿を持たず、
高さ約45m・幅約80mの巨石を
ご神体とする独特の信仰形態です。
祭神はイザナミノミコトで、
出産や縁を願う人に
語られることが多い神社とされています。
毎年2月2日と10月2日には、
巨石の頂上から境内へ
大綱をかけ渡す「お綱かけ神事」が
行われます。
JR紀勢線「熊野市駅」から徒歩約20分、
紀勢自動車道「大泊IC」から車で約5分、
参拝は24時間可能、
拝観料はかかりません。
2004年には世界遺産
「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として
登録されています。
三重のパワースポットを効率よく巡るなら
三重は南北に長いため、
3エリアを一度にすべて回るのは現実的ではありません。
エリアの組み合わせ方(2つのモデルプラン)
伊勢志摩満喫プランは、
伊勢市を拠点に、
外宮・内宮・二見興玉神社を1日、
時間があれば天の岩戸を組み込む
公共交通機関でも組みやすいプランです。
北勢+伊勢志摩プランは、
名古屋方面から入る場合に、
1日目に多度大社・椿大神社(北勢)、
2日目に伊勢神宮周辺(伊勢志摩)を回る、
車での移動が前提のプランです。
東紀州の花窟神社は、
伊勢志摩エリアから車で片道2時間以上
かかるため、
単独で1泊組むか、
熊野古道など周辺観光と合わせて
計画するのが現実的です。
自分に合うルートの選び方
初めて三重を訪れる人は、
まず伊勢神宮を中心とした
伊勢志摩満喫プランから始めるのが無難です。
複数のご利益を巡りたい人は、
北勢+伊勢志摩プランが向いています。
神話の地までじっくり訪れたい人は、
東紀州(花窟神社)を
単独の旅として計画するとよいでしょう。
比較すると次のとおりです。
| エリア | 代表スポット | テーマ | 伊勢市からの目安 | おすすめの組み方 |
|---|---|---|---|---|
| 北勢 | 多度大社・椿大神社 | 子授け・みちひらき | 車で1〜1.5時間 | 伊勢志摩と2日で |
| 伊勢志摩 | 伊勢神宮・二見興玉神社等 | お伊勢参り・縁結び | 拠点エリア | 1日で外宮・内宮・二見 |
| 東紀州(熊野) | 花窟神社 | 神話・巨石信仰 | 車で片道2時間以上 | 単独で1泊、または熊野古道と合わせる |
外宮→内宮の順で伊勢神宮を参拝し、
時間に余裕があれば二見興玉神社を
組み込む1日プランがおすすめです。
北勢・東紀州は移動距離が長いため、
別日程で計画すると無理がありません。
三重のパワースポットに関するよくある質問
三重のパワースポットについて、
よく寄せられる質問にお答えします。
伊勢神宮は1日ですべて回れますか?
外宮・内宮の両方を丁寧に回る場合、
移動時間を含めて約2〜3時間が目安です。
1日あれば外宮・内宮・二見興玉神社まで
組み込むことも可能ですが、
時間に余裕を持った計画がおすすめです。
3エリアを1泊2日ですべて回れますか?
北勢・伊勢志摩・東紀州は
地理的に大きく離れているため、
1泊2日で3エリアすべてを回るのは
現実的ではありません。
伊勢志摩を中心に、
北勢か東紀州のどちらか一方を
組み合わせるのがおすすめです。
ご利益は必ず叶いますか?
伊勢神宮をはじめ、
どの神社も願いを保証する場所ではありません。
神話や由緒を知ったうえで訪れることが、
三重の巡礼をより深く楽しむコツとされています。
公共交通機関だけでも回れますか?
伊勢神宮・二見興玉神社は、
電車・バスだけでも十分に訪れられます。
椿大神社・多度大社・天の岩戸・花窟神社は、
最寄り駅からの本数が限られるため、
車での移動が現実的です。
三重のパワースポット巡りを楽しむために
三重には、
「お伊勢さん」こと伊勢神宮を中心に、
北勢・伊勢志摩・東紀州それぞれに
異なる信仰が根づいています。
すべてを一度に回ろうとせず、
移動時間と目的に合わせてエリアを選ぶことで、
無理のない巡礼ができます。
まずは伊勢神宮を中心とした
伊勢志摩エリアから、
訪れてみてください。
三重と同じ東海地方の愛知や、
パワースポット全般の見分け方・マナーを
もっと知りたい方は、
あわせて参考にしてみてください。
三重のパワースポット6選|北勢・伊勢志摩・東紀州エリア別おすすめ巡礼ガイド:まとめ
三重には、
伊勢神宮を中心に、
北勢(多度大社・椿大神社)・
伊勢志摩(内宮・外宮・二見興玉神社・天の岩戸)・
東紀州(花窟神社)という、
性格の異なる3エリアのパワースポットがあります。
まずは伊勢志摩エリアから、
自分に合った巡り方で、
訪れてみてください。
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